ESG投資

ESG投資の具体例やおすすめのファンド・投資信託・株式銘柄は?

ESG投資おすすめファンド・投資信託

環境・社会・企業統治への取り組みを評価するESG投資は、今世界から最も注目される投資先の一つです。

そのESG投資をこれから始めるなら、どんな投資先を選べば良いのでしょうか。

今回はESG投資の種類やおすすめのESG投資先についてご紹介します。

この記事でわかること
  1. ESG投資の種類
  2. ESG投資の方法
  3. おすすめのESG銘柄
まとめ

ESG投資は、大きく分けて投資信託と株式投資に分けられます。

投資信託を扱う銀行や運用会社ではESG関連の投資信託商品を扱っているところもあり、ESG投資を始めたい初心者は、まず投資信託から入るとよいでしょう。

各企業のESGへ取り組みはコーポレ-トサイトで公開されており、投資家はその取り組み内容や規模を評価し、投資先を選ぶことが出来ます。

一例:
「花王のESGビジョン」コーポレート動画↓

また格付け会社によるESG観点での評価も重要な指標の一つであり、日本ではKDDIやNTTドコモ、オムロンといった企業が高い評価を受けています。

SBI証券でESG銘柄を探してみる

ESG投資の種類

ESG投資の種類は、主に「投資信託」「株式投資」に分けられます。

ESG指数の高い企業を扱う投資信託

ESG画像引用:NHK

ESGに対する取り組みを行っている企業は、格付け会社などからESGへの取り組み内容が評価されています。

その評価は格付けという形で公表されており、銀行や運用会社は、その格付けを元にして投資信託の商品を構成しています。

上記ステートストリートは、世界の3大運用会社でアメリカETFが人気ですね。
このようなグローバルな大規模運用会社もESG観点を重要視しています。

他にもブラックロック・バンガードなど運用会社については下記の記事が詳しいです。

世界の3大運用会社、ブラックロック、バンガード、ステートストリートを比較

ESG指数に対する個人投資家の高い関心度

ESG投資のイメージ格付け会社などによるESGへの取り組みの評価を参考に、ESGに力を入れている企業の株式個別銘柄へ直接投資することができます。

ESGへの取り組みについて、各企業は自社サイトなどで公開していることがあるため、その内容を投資家自らが評価し、投資先を選定しているのです。

徐々に色々な個人投資家もESG投資についての思いなどを発信するようになってきました。

関心度が高まってきているという事ですね。

ESG投資は何に投資したらいい?

では実際にESG投資への投資はどのように行えばいいのでしょうか。

初心者は投資信託から

投資信託のイメージ初めてESG投資を行うなら、まずは「投資信託」から始めるのが良いでしょう。

投資信託の金融商品を扱う銀行や運用会社の中には、ESG関連銘柄をまとめた投資信託を扱っているところも多く存在します。

積み立てで少しずつ投資額を増やしていくこともできますので、初心者におすすめです。

投資信託は、商品によって投資対象が異なります。

日本企業を対象にしたもの
海外企業を対象にしたもの
環境問題や医療など特定分野への取り組みを対象にしたもの

ESG関連の投資信託商品には、以下のようなものがあります。

取扱業者 ファンド名 投資先
ニッセイアセットマネジメント株式会社 日本株式ESG資産形成ファンド 日本企業の株式
楽天証券 CAM ESG日本株ファンド 日本企業の株式
SMBC日興証券 グローバルSDGs株式ファンド 海外の取引所の株式
auカブコム証券 アジアパシフィック・エクセレント・カンパニーズ 日本を含むアジアパシフィック諸国の株式
アムンディ アセットマネジメント SMBC・アムンディ クライメート・アクション 気候変動対応企業の株式
三井住友DSアセットマネジメント 世界SDGsハイインカム・ファンド SDGs貢献度の高い企業の株式
野村アセットマネジメント 野村ACI先進医療インパクト投資 Bコース 先進医療分野に注力する企業の株式

事前に目論見書を確認して、どこの企業へどんな目的で投資するのかを確認してから投資先を選ぶといいですね!

ESGに取り組む企業の個別銘柄へ投資

株式投資のイメージESGへの取り組みを行っている企業は、企業ごとのコーポレートサイトにてその取り組み内容や規模を公開しています。

ESG投資は、利益を得るための投資というだけでなく、社会貢献の寄与を目的にすることもできます。

投資先の企業の理念や行動に賛同し、その企業を応援するという気持ちを込めて、その企業へ投資することも、立派なESG投資の動機といえるでしょう。

企業のESGに関する情報発信に着目していきましょう。

おすすめの株式銘柄

実際にESG投資を行うなら、どのような企業に投資すると良いでしょうか。
ESGの格付けから、お勧めの企業をご紹介します。

SDGsに力を入れる「KDDI」

KDDI画像引用:KDDI

KDDIは、貧困や飢餓、健康や教育と言った基本的な人権、クリーンなエネルギーや住みやすい街作りといった生活環境、自然環境や国家間の協力といった包括的な環境問題に対する取り組みである「SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)」に対し、積極的な取り組みを行っています。

その一環として社会貢献活動費に10億円以上を計上し、海外研修生の受け入れを進めています。

それにより開発途上国の人材育成を促進させることで、貧困や飢餓に対する対策を推し進めています。

企業統治とネットワークの構築が海外から高い評価を得ている「NTTドコモ」

画像引用:NTTドコモ

NTTドコモは企業統治に力を入れ「働き方改革」の促進の一環として、ダイバーシティ推進室を設置しています。

人権と多様性の尊重を重要視し、女性管理職および障がい者雇用率の上昇、年間総労働時間の適正化といった課題に取り組んでいます。

車いすの男性また信頼されるネットワークの構築を重要課題とし、災害時等における迅速な復旧に力をいれています。

2016~2017年に日本各地で発生した様々な災害時には、総力を挙げた迅速な対応で障害の復旧に注力しています。

これらの取り組みは海外でも高く評価され、持続可能な取組みを行う企業に対し「経済」「環境」「社会」の3つの側面から評価する「SAM Sustainability Award 2020」において、通信作業部門でBronze Classを受賞しています。

温室効果ガス削減などの環境改善に取り組む「オムロン」

画像引用:オムロン

オムロンでは、グループの環境方針に基づく目標「グリーンオムロン2020」を策定し、温室効果ガス削減を第一の目標とした環境改善への取り組みを進めています。

これには電子体温計・電子血圧計の普及を進め水銀の使用量削減・撤廃、水資源の使用量削減といった方針も含まれており、様々な形での環境改善を目指しています。

また障がい者雇用率はここ数年2.5%前後と高い水準を保っており、女性管理職比率(グローバル)12.7%とあわせ、その取り組みは海外でも高く評価されています。

それぞれの企業のESGに対する取り組みを理解して、納得のいく投資先を選びましょう!

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