水素燃料電池自動車

トヨタ「MIRAI(ミライ)」の走行距離は650km?水素タンクの容量について詳しく解説!燃費は実際どうなの?

水素タンクの容量

水素を燃料として走行する燃料電池自動車は、一回の水素タンクへの水素充填・補給で長距離を走行できることが一つのメリットとされています。

実際に燃料電池自動車はどの程度の長距離を走ることができるのでしょうか。
先日、東京から岐阜・愛知までロングドライブ(総走行距離は1日で750km!)して満タンの水素でどこまで走れるか実験した動画もありますので観てみてくださいね!↓

また、先日点検で車をリフトアップして「水素タンク」を実際に見させてもらったので、その様子を動画にまとめていますよ

▼トヨタMIRAI(MIRAI)の水素タンクってどうなっているの?▼

この記事でわかること
  1. 市販されている燃料電池自動車の走行距離
  2. 燃料電池自動車の燃費
  3. 全国の水素ステーションの配置
結論

トヨタから発売されている燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」は、水素を満タンに補給すればおよそ650kmを走行できます。

ガソリン車に換算するとおよそガソリン1リットルあたり16.25kmの燃費であり、一般的なガソリン車よりも燃費の良い走りが可能です。

燃料電池自動車に水素を補給する水素ステーションは全国に112か所ありますが、東北地方は少なく、大都市に集中しています。

東京、愛知には多くの水素ステーションが設置されており、燃料電池自動車を日常的に使用しても不便がない環境となっています。

燃料電池自動車の走行距離とは

現在市販されている燃料電池自動車は、一回の給水素でどの程度の距離を走ることができるのでしょうか。

トヨタの「MIRAI(ミライ)」は650km航続可能

画像引用:トヨタ公式サイト

トヨタから発売されている燃料電池自動車「MIRAI(ミライ)」は、約5リットルの液体水素を給水素することができ、満タン時の航続可能距離は650kmとなっています。

この数値はトヨタによるJC08モード走行パターンの測定値であり、実際にはある程度前後する可能性があります。

東京駅から大阪市役所前まで、新東名高速道路を経由した場合の距離は501km※であることを考えると、一回の給水素でかなりの距離を走行することができるといえるでしょう。

※Googleマップでの検索距離

給水素は3分で完了

画像引用:トヨタ公式サイト

燃料電池自動車は、航続距離だけでなく、給水素の時間も非常に優秀です。

ミライの給水素に必要な時間はわずか3分と、非常に短時間で済ませることができます。

ミライに水素を充填する様子は実際に、自分のMIRAIで水素ステーションに行って動画に撮ってきましたよ!↓


電気自動車との比較

テスラ モデルS画像引用:テスラ公式サイト

エコカーの一種である電気自動車は、最も航続距離が長いとされる「テスラ・モデルS」で610kmと、燃料電池自動車と遜色ない距離を走行できます。

しかし、電気自動車の充電は急速タイプを使用しても満タンまでに1時間以上かかるため、短時間ずつ小まめに充電する必要があります。

その点燃料電池自動車は給水素にかかる時間は非常に短いため、時間を気にしない運転が可能です。

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水素タンク容量と燃費の関係

優秀な航続距離を持つ燃料電池自動車ですが、燃費面はどうなのでしょうか?

ミライのタンクは122.4リットル

トヨタ ミライ mirai画像引用:トヨタ公式サイト

ミライの水素タンクは122.4リットル、約5kgの水素を入れることができます。

2020年3月現在、水素1kgの価格は1,200円(税込)前後となっており、およそ6,000円で満タンまで水素を入れることができます。

ガソリン車換算で16.25kg/L

5kgの水素で650km走行できるミライは、6,000円で650kmと考えた場合、1円あたり108m走行できることになります。

2020年1月の全国レギュラーガソリンの平均価格が1リットルあたり150円であり、この価格を上記のミライの走行距離に当てはめると、ガソリン車換算で16.25km/L走行できることになります。

トヨタ カローラ画像引用:トヨタ公式サイト

同じトヨタの「カローラS(ガソリン車)」は、カタログ上14.6km/Lの燃費となっており、ミライはガソリン車よりもやや良い燃費であることがわかります。

しかし、エコカーである「カローラS(ハイブリット車/2WD)」の燃費は29.0km/Lとなっており、同じエコカーであるミライは大きく差をつけられています。

政府は燃料電池自動車に限らず、水素を新たなエネルギー現として活用する方針を打ち出しています。

水素の普及には水素の低価格化が必須であることは理解しており、2050年までに水素価格を現在の5分の1にまで下げる目標を掲げています。

現時点において、費用面ではガソリン車と比べても特別大きなメリットはない燃料電池自動車ですが、今後の水素エネルギーの普及に応じて、ハイブリット車にも負けない低コスト化を狙うことができるでしょう。

水素ステーションまでの距離は?

燃料電池車に液体水素を補給する水素ステーションは、現在全国にどの程度あるのでしょうか。

全国に112か所

水素ステーション画像引用:燃料電池実用化推進協議会

水素ステーションは2020年1月現在において、全国に112か所設置されています。

そのうち39か所は移動式ステーションであり、水素を積んだ大型のトラックが既定の場所まで移動し、移動先にある燃料電池自動車に水素を補給することができます。

ENEOSの水素ステーション↓

東北地方は弱い

112か所ある水素ステーションは、全国すべての県に均等に配置されているわけではなく、一部には水素ステーションが一つも配置されていない県もあります。

東北地方の6県のうち、水素ステーションが設置されているのは福島県と宮城県の東北南部2県のみであり、北部から中部にある青森県、岩手県、秋田県、山形県には1つも無く、また2020年1月時点において建造の予定もありません。

そのため北海道の水素ステーションから最も近い宮城県の水素ステーションまで794km※あり、ミライの航続距離では到達することができません。

※Googleマップでの検索距離

東京、神奈川、埼玉、愛知、福岡に集中

水素ステーションが集中している都道府県の代表として、東京・神奈川・埼玉が挙げられます。

東京オリンピックに向け水素エネルギーへの取り組みアピールを予定している東京都は、都内に15か所の水素ステーションを設置しており、近隣の神奈川は13か所、埼玉は9か所と、東京都に追従しています。

またミライの産みの親であるトヨタのお膝元である愛知県は、全国でも最大の20か所の水素ステーションを設置しており、全国でも水素エネルギーへの先駆け的な取り組みを表明している福岡県も9か所と、県内に多くの水素ステーションの建造を進めています。

これらの都県では長くとも50~100kmも走れば水素ステーションにたどり着けるように設置されており、日常的に燃料電池自動車を使える環境を整えるよう、環境整備に力を入れています。

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